2026年2月、受験シーズンの真っ只中、日本大学法学部と駒澤大学法学部の両方に合格されたとのこと、まずは心よりお祝い申し上げます。中堅私立大学群「日東駒専」の中でも、特に看板学部としての歴史を持つ日本大学法学部と、近年ブランドイメージの向上と安定した教育環境で支持を集める駒澤大学法学部。この2校で迷うのは、受験生にとって非常に贅沢かつ切実な悩みです。
本記事では、2026年現在の最新データに基づき、立地、偏差値、資格実績、就職支援、そして将来性の5つの観点から、両校を徹底比較します。あなたが4年間を過ごし、その後のキャリアを築く上でどちらが最適か、ファクトチェックに基づいた情報をお届けします。
1. 偏差値と入試難易度の現状(2026年度最新)
2026年度の入試動向を見ると、日本大学は過去数年のガバナンス改革を経て志願者数が完全に回復し、法学部は依然として「日東駒専」の法学系の中でトップクラスの難易度を維持しています。一方、駒澤大学も世田谷キャンパスの利便性と安定した人気により、偏差値的な差はほとんどなくなっています。
日本大学法学部
偏差値:50.0〜55.0(河合塾・ベネッセ等の基準を総合)
法曹界や公務員を目指す層からの支持が厚く、特に法律学科の一般入試難易度は、日東駒専の中でも頭一つ抜けている印象です。
駒澤大学法学部
偏差値:47.5〜52.5(学科により異なる)
法律学科と政治学科の2学科体制ですが、近年は政治学科の人気が上昇傾向にあります。日大に比べるとわずかにマイルドな難易度ですが、倍率は高く、決して侮れないレベルです。
2. キャンパス立地と学生生活の質
大学生活をどこで過ごすかは、モチベーションに大きく影響します。この2校は立地条件が極端に異なります。
日本大学法学部:千代田区神田三崎町(水道橋・神保町エリア)
「都市型キャンパス」の典型です。東京ドームや古本屋街が近く、法曹界の中枢である裁判所や霞ヶ関にも近い環境です。キャンパスはビル型で、大学らしい広大な芝生はありませんが、ビジネス街の刺激を受けながら学ぶことができます。また、他学部との交流は少なめですが、法学部独自の巨大なコミュニティが存在します。
駒澤大学法学部:世田谷区駒沢(駒沢キャンパス)
全学部(医療系を除く)がワンキャンパスに集結しているのが最大の強みです。駒沢オリンピック公園に隣接し、緑豊かな環境で「これぞ大学」という学生生活を送りやすいのが特徴。渋谷まで電車で数分という好立地ながら、落ち着いた学習環境が確保されています。他学部の学生とのサークル活動や交流も活発です。
3. 資格実績と法曹界への強さ
「法学部」として選ぶなら、最も重視すべきは国家試験の結果でしょう。ここでは日本大学に歴史的な一日の長があります。
「正義の日大」の底力
日本大学法学部は「司法試験」「公認会計士」「公務員」試験において、私立大学の中でも屈指の実績を誇ります。2025年度の司法試験合格者数でも、日大は法科大学院(ロースクール)を含め、中堅私学の中では圧倒的な数字を残しています。学内に「司法施設」としての自習室や、現役の弁護士による指導を受けられる「法職課程」が整備されており、本気で法曹を目指すなら日大の環境はMARCH上位校にも引けを取りません。
駒澤大学の資格支援
駒澤大学も法学研究所を中心に公務員試験や資格試験の対策講座を設けていますが、日大ほどの「組織的な物量」はありません。どちらかと言えば、法学の知識を武器に一般企業へ就職する学生が多い傾向にあります。
4. 就職実績と企業からの評価
2026年現在の新卒採用市場では、大学名だけでなく「何を学んだか」が重視されますが、学閥やOB・OGの数は無視できません。
圧倒的なOB数と「日大ネットワーク」
日本大学の卒業生は120万人を超え、日本一の規模を誇ります。特に建設、不動産、金融、そして公務員(警察・消防・自治体)において日大法学部の派閥は非常に強力です。就職活動において、OB訪問のしやすさや、企業の採用担当者に必ずと言っていいほど日大OBがいる点は、大きなアドバンテージとなります。
駒澤大学のクリーンなイメージと安定感
駒澤大学は「真面目で堅実」という企業評価が定着しています。特に流通、小売、サービス業、IT業界への就職に強く、世田谷という立地から、都内のベンチャー企業へのインターンシップにも参加しやすい環境です。日大のような巨大な派閥はありませんが、その分、しがらみのない柔軟なキャリア選択が可能です。
5. 結論:あなたはどちらを選ぶべきか?
2026年2月現在の状況を踏まえ、最終的な判断基準を提案します。
日本大学法学部を選ぶべき人
- 弁護士、検察官、裁判官などの法曹三者を目指している。
- 国家公務員、地方公務員(特に警察官・消防官)を強く志望している。
- 巨大なOBネットワークを活用して、ビジネス界で幅広く活躍したい。
- 都心のビルキャンパスで、ビジネスマンに混じって刺激的な生活を送りたい。
駒澤大学法学部を選ぶべき人
- 緑豊かなキャンパスで、他学部の学生とも交流しながら「大学らしい生活」を送りたい。
- 法学の知識は教養として身につけつつ、一般企業への就職(IT、広告、サービス等)をメインに考えている。
- 渋谷や三軒茶屋といった流行の発信地に近い環境に魅力を感じる。
- 特定の「体育会系・学閥」のイメージが強すぎない、フラットな環境を好む。
総評
「法学部としての専門性」と「資格実績」を重視するなら、間違いなく日本大学法学部に軍配が上がります。日大のガバナンス問題は2026年現在、完全に過去のものとなり、教育の質と実績が再評価されています。
一方で、「学生生活の満足度」や「バランスの取れたキャンパス環境」を重視するなら、駒澤大学法学部は非常に魅力的な選択肢です。
どちらも日東駒専を代表する素晴らしい大学です。最後は、自分が「神田三崎町のビル群で法典を抱えて歩く姿」と「駒沢公園の緑の中で友人と語らう姿」のどちらにワクワクするか、その直感を信じてみてください。

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