「同志社大学は左翼なのか」という問いは、インターネット上で繰り返し登場するテーマのひとつです。
特に近年、沖縄の基地問題や平和教育をめぐる議論のなかで、同志社大学や同志社国際高校の名前が挙がることが増えています。
こうした問いに対して「左翼だ」と断言する声がある一方、多くの場では否定的な見解が示されてきました。
しかし、一度否定されたからといってその問いが完全に解消されるわけではなく、学校の教育姿勢や社会的な発信に敏感に反応する人々の疑問は今も続いています。
本記事では、同志社の建学精神・教育理念・政治的な立場について整理しつつ、「左翼」という言葉がどのような文脈で使われているのかを丁寧に読み解いていきます。
「左翼」という言葉をどう定義するかが問題の出発点
「左翼」という言葉は、政治的な文脈で使われる言葉ですが、その定義は人によって大きく異なります。
本来の意味では、社会主義・共産主義・リベラリズムなど、平等や社会変革を重視する思想的立場を指します。
一方、日本の日常的な会話やインターネット上では、「反日」「反米軍基地」「反政府」「護憲派」といった主張をする人や組織を指して「左翼」と呼ぶ場合も多く見られます。
つまり、同志社が「左翼かどうか」という問いに答えるためには、まず「どういう意味での左翼か」を明確にする必要があります。
平和教育を重視する、沖縄問題に関心を持つ、という姿勢だけをもって「左翼」と判断するのは短絡的であり、本来の政治的スペクトルの議論とは別の問題になってきます。
言葉の定義を曖昧なまま議論を進めると、感情的な対立を生むだけで、実態の理解からはかけ離れてしまいます。
まずは冷静に言葉の意味を整理することが、この問いに向き合う最初のステップです。

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