- ホロライブ所属のVTuber・赤井はあとさんが、配信の中で「卒業生は孤立していた人たちが辞めたと聞いた」と語った内容が切り抜きで広がり、発言の全体像が分からないまま一部だけが拡散されている状況があります。実際の配信はすでに非公開となっており、視聴者が流れを追いにくくなっているため、「本当にそう言ったのか」「他にも誰かの名前を出したのか」「冗談だったのか本気だったのか」といった疑問が残っています。今回の発言は、ホロライブの創業者である谷郷元昭さん（YAGOO）と話した際に聞いたとする一節を赤井さんが自分の気持ちと重ねて語ったことで、運営への不満、内部の人間関係、そして卒業していったタレントたちへの見え方が一気に結びついてしまったことが、騒ぎの大きさの背景にあります。 [oai_citation:0‡ユーチュラ](https://yutura.net/news/archives/144226/3?utm_source=chatgpt.com)
問題となった「卒業生は孤立していた人が辞めた」発言の中身
切り抜きで出回っている部分では、赤井さんは「谷郷さんと話したときに言われました。卒業生たちは孤立してた人たちが辞めたと」と語っています。ここだけを読むと、あたかも運営が卒業メンバーをひとまとめにして「孤立していた人たち」と評したように聞こえますが、実際の文脈では赤井さん自身がその言葉を聞いた瞬間に「自分もそうじゃないか」と感じて胸が詰まった、と続けており、「なにそれ、孤立させてるのはどっちだよ」「頑張らせるだけ頑張らせて孤立させたの？」と運営側への思いを吐露する流れでした。つまり、彼女は単に卒業生を批評したかったのではなく、「そういう説明をされると、今いる自分までそう扱われるようでしんどい」という感触を話していた、というのが近いところです。ここを切ってしまうと「運営が卒業勢を悪く言った」「赤井はあとがそれを暴露した」という構図だけが残ってしまい、当人が語った感情の部分が抜け落ちます。 [oai_citation:1‡ユーチュラ](https://yutura.net/news/archives/144226/3?utm_source=chatgpt.com)
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他に語っていた主なポイントと「仲間外れ」「ハブられ」話
今回の配信では、卒業生の話だけでなく、赤井さん自身が過去から感じてきた「輪の外にいる感じ」「1期でも全部に呼ばれるわけじゃなかった」という実感にも触れていました。たとえば「みんなで遊びに行っていても自分は呼ばれていないことがあった」「楽しそうにしているのを見て『まあそうだよね』ってなってた」というニュアンスで、特定の誰かを名指しで責めるというよりは「グループが大きくなると必ずできる内輪と外側」の話として出していました。さらに「期待させるのやめてほしい」「ソロライブやれるかも、と言われて進めていたのに実現しないとしんどい」といった、仕事面での温度差も同じ配信内で語られており、これらが一緒に切り抜かれたことで「運営への不信と卒業生の話を同列にした暴露配信」という受け取り方が広がりました。実際には「自分のケースを話す中で、運営から聞いた言葉を出した」のであって、最初から卒業メンバーをテーマにした回だったわけではありません。 [oai_citation:2‡まとめダネ！](https://matomedane.jp/potato/page/194937?utm_source=chatgpt.com)
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運営側が警告を出した理由と、どこが誤解されているのか
カバー株式会社が翌日に「状況および風説の流布への警告について」という文面を公開したのは、配信内で出た名前や語られた出来事が、SNS上で「特定タレントがいじめていた」「特定世代が孤立させた」といった方向に膨らみ始めたからです。声明では「配信での発言を曲解しミスリードを生むものが多く散見される」としており、つまり会社側は「赤井さんが感じてきたしんどさ」は理解しつつも、それを根拠に他タレントを攻撃する動きは止めたい、という姿勢を明示しました。これは、赤井さんが語った「本音が言えない世界にしたのはどこなのか」という問いが、外側で「やっぱりホロライブには闇がある」「卒業した人は全員いじめられていた」という過剰なストーリーに変換されてしまったことへのブレーキでもあります。運営側がわざわざ公式で「誹謗中傷をやめてほしい」と書いたことからも、外部の受け取り方が、当初の本人の吐露より一歩二歩先に行ってしまったことがわかります。 [oai_citation:3‡カバー株式会社 | つくろう。世界が愛するカルチャーを。](https://cover-corp.com/news/detail/c2025103101?utm_source=chatgpt.com)
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「冗談っぽくなかったのか？」という視点への補足
今回の配信トーンは、いつもの「はあちゃまワールド」で見せる過激ギャグやぶっ飛んだ演出とは違い、かなり感情がそのまま出ていました。切り抜きでも分かるように、彼女は「震えました」「ボロボロですけど」「本音が言えなかった」といった言い回しをしており、視聴者を笑わせる目的ではなく、自分の置かれている位置をようやく言葉にできた、という空気でした。ですから「冗談気味に言っていたのでは？」という問いに対しては、少なくともあの部分は冗談ではなく、本人にとってかなり刺さった言葉をそのまま出している、と考えたほうが自然です。むしろ彼女が怒りを向けた先は、特定の卒業メンバーや現役メンバーそのものというより、「孤立していた人が辞めた」という言い回しでふわっと片づけてしまう説明の仕方であり、それが「じゃあ孤立させてる側は誰なの？」という反射的な問いにつながっています。 [oai_citation:4‡ユーチュラ](https://yutura.net/news/archives/144226/3?utm_source=chatgpt.com)
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まとめ：聞けた部分と聞けない部分を混ぜないことが大事
今回の騒動で難しいのは、当日のアーカイブが消えていることで、視聴者が「見た人」と「切り抜きだけ見た人」に分かれ、後者が前者のニュアンスを上書きしてしまっている点です。実際に赤井さんが語っていたのは①谷郷さんから聞いたとする「卒業生は孤立していた人たちが辞めた」という説明、②自分も外側にいると感じてきた経験、③約束や企画が先延ばしになるしんどさ、④本音を言おうとしても場の空気がそれを許さない構造、という四つの流れで、これがひとまとまりになっていただけです。ここから「誰が誰をいじめていたのか」「どの卒業生がそれを指すのか」といった憶測に飛ぶと、本人の語ったラインを大きく超えてしまい、運営が注意喚起を出すような事態になります。現時点で拾える公開情報だけでは、彼女がほかに具体名を挙げて内部事情を暴露したとまでは言い切れませんし、もし後日公式から補足や訂正が出る場合はそちらを優先して受け取る必要があります。配信で吐き出された感情と、外側が面白がって付け加えた物語をしっかり分けておくことが、今いちばん求められている姿勢でしょう。 [oai_citation:5‡カバー株式会社 | つくろう。世界が愛するカルチャーを。](https://cover-corp.com/news/detail/c2025103101?utm_source=chatgpt.com)
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